Indra

Avalon Acoustics社では、Opus Ceramiqueの改良を考えていました。改良点は低域の改善、即ちボトムエンドをセラミックウーファーのスピードとブレーキングを維持したまま、さらに低域周波数反応を伸ばすことです。
そのために 採った方法は、使い慣れたノーメックス、ケブラーのコンポジットコーンを採用した、ロングストロークボイスコイルのウーファードライバーを2機パラレルで使用することです。これによって大きなスピーカーと同等のコーン面積を確保し、さらにスピード・ブレーキングの面では有利になり、多くのメーカーが複数のドライバーを使用しているのもその利点によります。
Avalonではスピードとブレーキングを入力信号に忠実に反応し、且つ完璧なピストンモーションを全ドライバーから同期させるように動かすにはドライバーに加えてネットワークの性能が非常に大切と考えています。設立当初のAscent以来、ネットワーク開発に力を注いできたのもその理由によります。

今回は、ウーファードライバーによる、低域改善を目指したのですが、ドライバー供給先から新たなトゥイーターを提示されました。Isisに使用したダイアモンドトゥイーターの構造をそのままに、ダイヤフラムをセラミックとしたものです。
マグネットは強力なネオジムマグネットを使用し、セラミックに使用したトゥイーターとは全く異なるユニットであることから、トゥイーターの特徴を分析した後、ネットワークを新たに開発することを決意しました。そのためにIsisにつぎ込んだノウハウを全てIndra(インドラ)のネットワークにつぎ込み、大がかりなネットワークとなりました。複雑な構造の重量級ネットワークです。

Avalonの製品の中では非常にIsisに近い表現をするということから、ミニIsisという表現が一番的確にIndraを表していると思います。そして、ミュンヘンのミュージックショウでもした如く、小規模な部屋に置いても、すばらしい三次元的な表現をしてくれるスピーカーであることが証明されました。
Specifications
- ドライバーユニット
- ネオジウムコーン型セラミックトゥイーター x 1
- 8.9cm セラミックドームミッドレンジドライバー
- 17.5cm ノーメックス&ケブラー複合コーンウーファー x 2
- エンクロージュア
- ポート・フロアー型
- 能率
- 87dB
- インピーダンス
- 4Ω
- 周波数帯域
- 28Hz~25kHz
- 推奨アンプ出力
- 50~200W
- 寸法
- W260xH1040xD410mm
- 重量
- 50.8kg