ADAM Audioについて
新しいブランド、アダムをご紹介します。コンシューマー・オーディオとして今月 初めて日本に登場します。
アダムの創業者は物理学者のクラウス・ハインツ氏です。父親は、1986年に電子顕微鏡の発明でノーベル賞を受賞したエルンスト・ルスカ博士です。ハインツ氏はハイル博士のAMTドライバーに共感し、その改良を提案しました。そのためにハイル博士の住んでいたサンフランシスコ近郊に10回ほど出向いて、議論を重ねて改良したJET(ジェット)トゥイーターをハイル氏の特許期限が切れた20年ほど前に完成させました。父親のルスカ博士とハイル博士はミュンヘン大学での同窓であったことが、ハイル博士から信頼を得た一因と思います。ハイルドライバーは70年代後半から紹介され、ユニークな発想とストレスのない音質でオーディオファイルの心を掴みました。しかし、ハインツ氏はホーンタイプの形状や材質などが気に入らず、改良についてハイル博士を説得し、ARTトゥイーターを開発しました。ARTとはアクシリレィテッド・リボン・テクノロジーという意味です。ハインツ氏はスピーカーメーカーを興こそうと思っておりましたが、資金不足でスピーカーメーカーは興せません。そこで、手っ取り早くエラック社にARTドライバーを売っていました。その後、1999年に念願のスピーカーメーカーを創立し、アドバンスト・ダイナミック・オーディオ・モニター、頭文字を取って社名をADAM,アダムとし、プロオーディオ機器を提供してきました。エミネム、ポールマッカートニー、ザルツブルグにあるモーツァルテウム芸術大学など、著名な音楽家や機関に使用され、また、評価されたモニタースピーカーによって、アダム社は体力をつけ、今では総勢70名ほどの規模に発展しました。2004年には帯域をミッドレンジまでに拡げたエックスアート・ドライバーを開発し、その性能はヨーロッパで高く評価されてきました。